網戸は、一年中風雨や強烈な日光にさらされるため、網が老巧化して破れたり、戸車がほこりなどで動かなくなったり、サッシ枠との間に隙間ができたりといろいろな不具合が生じてきます。
■動きが悪い網戸の調整
戸車にごみがたまったか、戸車の破損が考えられるので、まず網戸を外します。
・網戸上部の調整ネジをゆるめ、「外れ止め」を下げた状態で固定ビスをゆるめ、調整部材を下げた状態で網戸を持ち上げて窓枠から外す。
・戸車の部分にごみがたまっていたら、つまようじのような細い棒でごみを取り除き、戸車に潤滑剤をスプレーし、動きが良くなったら、網戸を枠に取り付け元に戻して「外れ止め」を元通りに調整する。
戸車の破損などの場合は交換が必要です。
戸車のサイズはメーカーごとに異なるので寸法を測ったり現物を持って、ホームセンターなどで相談して購入し、交換しましょう。
■建てつけが悪い場合の調整(メーカー・型番によって形状が異なります)
外れ止めのゆるみや外れ止めロックが解除されている可能性があります。外れ止めの調整ネジを回して、固定してください。
・サッシの表示ラベルに従って網戸上部の「外れ止め」をゆるめる
・網戸下部の調整ネジ(両側にあります)を左右に回し、枠の隙間がなくなるよう戸車の高さを調整する
・「外れ止め」を元通りに固定する。
(網戸枠に貼付の表示ラベルに外し方が書いてあるメーカーもあります)
調整部材を合わせて固定ビスで固定するご紹介した調整部材や戸車の交換方式、調整方法にはメーカーごとに多少の違いがあります。網戸の枠に貼ってあるメーカー名、型番を参考に、サッシメーカー担当者などにお問い合わせください。